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姫路少年刑務所・保護犬育成プログラム

法務省 近畿矯正管区と姫路少年刑務所と連携し、受刑者が保護犬の人馴れやしつけを行う「保護犬育成プログラム」を今年8月からスタートしました。受刑者に保護犬の育成に関わってもらうことで、受刑者の責任感の醸成、自己肯定感や社会スキルの向上から、社会復帰と更生へのサポートになります。姫路少年刑務所はもちろん、近畿地方では前例がなく、PFLJにとっても初めての取り組みです。

保護犬たちにとっても新しい場所や人と触れ合う社会化の場となるプログラムです。犬は人と同じように感情があり、性格も個性も様々な動物です。人の感情に敏感で、人の表情や行動などを読み取り、安全か危険か、好きか嫌いかなどを判断し行動に移します。言葉を発しない犬という動物が相手だからこそ、犬たちの表情や仕草などをよく観察し、相手の気持ちを読み解くことが大切になってきます。しっかりと向き合って愛情を与えてあげれば、犬は返してくれます。そのため受刑者は保護犬(他者)をよく観察することで、“理解”し“配慮”して接することになります。また、保護犬たちはスタッフ以外の人とトレーニングを行うことで、人と信頼関係を結ぶ新たな機会となり、心の成長につながると考えています。このプログラムを通して受刑者と保護犬が共に成長することを目指しています。

アメリカでは1980年代から受刑者が刑務所内で犬を育てるという、ドッグトレーニングプログラムが行われています。これまでの実施事例から、受刑者たちのコミュニケーションの向上、再犯率の低下、様々な成果が報告されています。日本ではあまり馴染みのないプログラムですが、今後日本でもさらに広がる可能性がある取り組みです。

これまで行ってきたドクタードッグ活動(動物介在活動)や教育活動の経験と知識を活かし、第1回目の訪問を8月に実施し、今後1ヶ月に1度の開催を予定しています。第1回目訪問の報告は、こちらからご覧ください。